元保育士として、現場に15年ほど勤めていました。そこで感じた危険な場所や、事故が起こりやすい場所などをまとめて、お伝えすることで少しでも危険回避になればと思い、記載させていただきます。
保育園で起こりやすい事故とは?
保育園での起こりやすい事故ですが、以下のようなケースのときに起きやすいです。(順不同)
①睡眠時
寝ているときは特に気を付けなければなりません。睡眠時無呼吸症候群や、乳幼児突然死症候群(SIDS)などのリスクがあるため、睡眠中であっても保育士は、呼吸の確認や息しているのかを見ています(チェックシートがあります。)
②散歩などの戸外活動中
車道への飛び出しや、転倒、熱中症など、場面場面によって様々なリスクが生じます。
③プール、水遊び
たった2cmの水量でも子どもは溺れることを保育士側が意識し、水遊びやプールのときは目を離さないことが大事になってきます。なぜならほんの30秒目を離しただけでも溺れてしまうからです。子どもたちは、楽しいことになるとはしゃいで周りの声も聞こえなくなります。
ちょっとだから大丈夫
では、すまされない事態をうむことにもなりかねません。
水は危険
の認識を持って、水遊び中は目を離さないことが大事です。
④物の落下
園内に置いてあるものや、園児が手の届く場所に危険なものを置かないことは大前提ですが、現場はパタパタしているときほど、物が置いていたりします。
使ったものは必ず元に戻す、すぐにはできないときには、手の届かない場所で一時保管し、のちに戻すなどの安全対策をしっかり心がけましょう。
⑤アレルギー
アレルギーがある子には特に注意が必要です。
アレルギーのものに触れるだけで赤くなったり最悪の場合はアナフィラキシーのショックになる可能性も。
アレルギーのある子の、食事やおやつ時は注意や配慮が必要になってきます。
危険を回避するには
保育士同士の共通の認識、報連相が大事になってきます。
いつ、どこで、だれが、どのように、何があったのか?の報告や、起こさないための話し合いが大事になってきます。
これくらいは大丈夫!では、すまされないこともあるので、回避する意識を高めていける保育士であってほしいと思います。
園児がどこにいて、どんな遊びをしているのか?の把握や、人数確認は必ず行いましょう。
まとめ
一番学びになりやすいのが、事故や事件などの実際の報告書を元に各園で知って学ぶということです。知ることで、回避できる事故はたくさんあります。
未然に防げる事故は防いでいきましょう。
コメント
日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)