千葉県佐倉市で発覚した、2歳児の公園置き去り案件。なぜ、このようなことが起きたのか?について、原因を探ってまとめています。
著者は、元保育士で、子どもたちの安心安全な保育を心がけてきました。保育という素晴らしい仕事が、一部のずさんな現状が明らかになり、心を痛めています。少しでも改善されることを願い、まとめました。
2歳児公園置き去りの原因は?
原因は色々考えられますが、一番は人数確認をせずに帰ったことが問題かと思います。
2歳児に3名の保育士や大人がつくということは、加配対象児も含まれていて、安全面に配慮した形で公園へいったのではないかと推測されます。
3名いた中で起きてしまった置き去りですが、現場にいたわけではないので、これが原因だ!というのは、言えませんが、結論から話しますと、戸外活動で、大切なことが3つあります。
戸外活動の基本
①人数確認をしっかりその都度行う
人数確認を怠ってしまうと、このようなことが起きてしまいます。そうならないためにも、徹底的に人数確認を!
②子どもの位置を把握する
子どもがどこで何をして遊んでいるのかの確認をすることで、安全が守られます。
③車や周りの安全を意識し、配慮する
子どもは時に予測不能な行動をします。例えば大好きなてんとう虫がいて、それを追いかけようとして、道に飛び出すことも。子どもの様子や夢中になってるときは、周りの安全を確保しましょう。
私が現役時代、3歳児20名を一人で散歩(車の通らない道など配慮しながら)をしたこともありますが、一番は、人数確認を徹底しながら、行っていました。
特に気になる子、加配対象児もいて、前もってのお約束事をし、お散歩などへは出かけています。
2歳児公園置き去りの時系列は?
当時、報道では、18日(火)の朝9時45分ごろ、近くの公園を訪れました。このとき、2歳児9名と、保育士3名で公園にいっていたとのこと。
その後、園児がいないことに気付いた時には、ご近所の方が保護して警察に通報したようです。
本当に無事でよかったです。
なぜ気付かない?
ぐずった子がいたり、トラブルになった子達がいたりで、対応におわれ、気付かないうちに、帰っていた可能性もありますね。
原因究明をはっきりして、園内でも人数確認の徹底と、安全面をもう一度見直す必要があるのではないかと感じました。
子どもを守る対策は?
保育士や園長、園全体できちんと研修を開き、みんなで対策を考え、安全について学ぶ必要があります。過去の保育園事故の研修がありいったことがありますが、それは悲惨なものでした。正直あり得ないほどの実態に言葉を失いました。
たった20秒目を離した隙に事故は起こるのです。だからこそ、何が危険なのか、何が安全なのかを理解した上で子どもたちと向き合ってほしいと感じました。
まとめ
2歳児公園置き去りのニュースをみて、保育士時代にやっていたことを対策としてのせています。発達を学んできたからこそ、子どもの命を預っている意識をもち、プロとして頑張っていってほしいなと思います。私は今は違うかたちで、保育士として働いています。昔の経験は今に活かせているので無駄にはならないですよ。
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