長野県の山形保育園で起きたピンセット事件。
正直、ゾッとするような内容でした。
何がいけなくて、どうするべきだったのか?元保育士目線で書いていきます。
山形保育園で起きたピンセットが刺さる事件の原因は?
一番の要因は子どもの手の届くところに、ピンセットがあったということです。
危機管理能力があるかたなら、まず手の届くところには置かないし、使うときは、先生からかりて使うことと大人が近くで見守ることが前提です。
子どもたちって、急に何するかわからないときがあります。思い立ってすぐ別の場所にいこうとしたり、他の遊びを始めたりもします。毎回必ずしも約束を守ることは、簡単ではありません。
使うときのお約束をしても、忘れてしまう子も中にはいます。
日々の積み重ねで子どもたちは、学んでいきます。
だからこそ、約束してるから大丈夫ではないのです。
中途半端なこともあるからこそ、大人が管理し、危なくなるものを起きっぱにしないことが大事になってきます。
山形保育園で起きたそもそもの原因は?
ピンセットがあったことと、手に届くところにあったことも原因ですが、それだけではなく、79名の園児が園庭で遊んでいて、17名の保育士がいたにも関わらず、遊具の近くに保育士が見守ってなかったことも、怖いと感じました。
滑り台って、意外と危険がいっぱいなのです。
- 立ったまま降りようとする子
- 下から(逆走して)登って滑ろうとする子
- 座らずに腹這いで滑る子
- 腹這いで手を前に出して滑る子(ウルトラマンみたいなかっこうで)
- 友達同士、手を繋いで滑ろうとする子
など、たくさんの危険が潜んでいます。
場合によっては、命にも関わる重大事故も起きることもあるくらい注意しなければいけないところです。
今回の滑り台は、硬いのではなく、どこにでもある滑り台ですので、腹這いで滑ると危ないことには変わりありません。
対策として言えることは次のようになります。
立ち位置を決めて見守ること
保育士の配置状況にもよりますが、一定の場所に留まらず、各遊具のそばには1~2名の保育士がつくように配慮した方が良いなと感じました。
園庭で、走っている子たちには、ぶつからないように周りをみて遊ぶ指導や、配慮も必要です。
立ち位置を決めて見守ることで、安全を確保することができます。
このとき、ただ見守るのではなく、先の予測まで考えながら、子どもたち同士の衝突がないように考えながら環境を整えることも大切ですね。
まとめ
保育士の配置場所により、安全が確保することができるかできないかが変わってきます。
子どもたちの命を預かっていることを忘れずに、保育していくこともだいじですね。そのためには、事故から何を学ぶか?だといつも考えさせられています。
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