2021年5月6日頃、横浜市戸塚区から行方が分からなくなっていたペットのアミメニシキヘビが、無事保護されたと報道がありました。そもそもどうしてヘビが脱走したのか、探っていこうと思います。
アパートから姿を消したわけ
今月6日夜、20代の飼い主の男性がアパートに帰宅すると、部屋のゲージからヘビがいなくなっているのに気付き慌てて探しますが見つからず・・・警察や消防隊員の方々、飼い主から依頼を受けた日本爬虫類両生類協会理事長の白輪剛史さん協力の元、大勢の方々が必死になって捜索していました。
日本爬虫類両生類協会理事長の白輪剛史さん
爬虫類研究家。
iZоо園長(静岡県賀茂郡河津町浜)
(体感型動物園)
幼少期より、爬虫類に興味があり独学で学ぶ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3c093d2a2478dcaef0698d8750e5b4f708b7f5b
逃げた原因として、考えられること
①ゲージが閉まってなかった
②掌にのるころから飼っていたヘビなので愛着があり、信頼して自由にさせていた
③ヘビを怖いと思ったことがない
この3つが考えられます。
報道にもあるように、このヘビは、体長は約3,5m、直径は10cmとかなり大きいため、遭遇すると怖くなりますよね。
もし、遭遇した時の対処法についても次のところへ記載しています。
遭遇してしまったら・・・
①むやみに近づかない
(白輪剛史さんがおっしゃるには、約2mは離れる)
②刺激しない
③警察に連絡
大きなヘビに出会ってしまったら、冷静に判断できにくいですが、慌てず落ち着いて対処しましょう。
沖縄の猛毒なハブにも「1,5mの範囲内には近付かないこと」を昔あったハブ研究所の方が教えてくれました。
ヘビ専門家の人たちが教えてくれた近付かない範囲を守りつつ、刺激しないように行動していきましょう。
世界最長とも言われるヘビだった?
大アナコンダと共に世界最長といわれているアミメニシキヘビ。古代文献には一番大きいものとされる体長で、最大全長9、9mのもいたとされています。夜行性であり、昼間は草むらの茂みや樹洞などにいる可能性が高いです。
亜熱帯地域(インド、ラオス、ミャンマー、ベトナム、タイなど)に生息していることが多いですが、ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されています。動物愛護法により、特定動物に指定されてるため、飼育には地方自治体の許可が必要であるが、2020年6月から愛玩目的での飼育はできなくなりました。
このヘビの特徴として、オスとの交尾なしで単独で子どもを作る単為生殖することも確認されているようです。1回で産む卵の数は10個~50個と言われています。多い時にはなんと100個も産むことがあるようです!
まとめ
大型のヘビなどが逃げたニュースを見たら慌てず
①興味本位で出歩かない。
②ヘビがいそうな場所に近づかない。
③遭遇していまったら、約2m以上距離を取り、刺激しない。
これらを守って、正しい判断の元、行動しましょう。
おとなしそうなヘビでも、急に巻き付いてきたりすることもあるので、毒がないから大丈夫!といった過信はやめましょう。
今回はヘビ脱走についてお伝えしました。
※無事に見つかって保護されて良かったです。
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